いよいよ入国規制緩和へ インバウンド消費は本格回復なるか

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国連世界観光期間(UNWTO)と国際航空運送協会(IATA)が共同開発したディスティネーション・トラッカーの最新情報によれば、9月2日時点で「外国人の入国規制がまったくない国」は81カ国・地域に増加しており、うち43カ国はヨーロッパ諸国です。世界の国々の入国規制緩和の流れが、日本の一歩先を行っていることは否定できないでしょう。

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UNWTO/ IATA

旅行・観光セクターの持続可能でレジリエントな成長を可能にし、ひいては国の発展をも後押しするファクターと政策を調査した世界経済フォーラムの報告書「2021年旅行・観光開発指数レポート」によると、日本は、開発指数ランキングの第1位に選出されています。

第7派の感染拡大が続く一方、記録的な円安により日本は外国人観光客にとって魅力的な旅行先であり、外国人観光客の増加による経済効果への期待も高まっていますが、訪日外国人の数が年間3000万人を超えていた感染拡大前の水準を大きく下回る中で、感染対策を徹底しながら経済の活性化をどのように進めていくのかが喫緊の課題となるでしょう。

(この記事は、世界経済フォーラムのAgendaから転載したものです)

連載:世界が直面する課題の解決方法
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文=Naoko Kutty Digital Editor, World Economic Forum

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