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2022.09.26

Googleフォトで「画像が劣化する」問題、2015年以前の写真に影響か

Shutterstock

Googleフォトを長く使っているユーザーは、古い写真をチェックしたほうがいいかもしれない。複数のユーザーが、写真に奇妙なエフェクトがかかったと報告しているからだ。

この問題は、数年前にGoogleフォトにバックアップされた写真に発生している模様だ。グーグルのサポートスレッドや掲示板のRedditに掲載されたコメントによると、複数のユーザーが、2002年から2015年ごろまでにアップロードした写真に、奇妙な透明な輪郭が追加されたように見えると述べている。

あるユーザーは、「私のドライブにある古い写真が劣化し始めた」と書いている。この問題は、画像の変色とデータ損失を伴う染みのように見える。この問題を元に戻す方法はあるのだろうか?

しかし、幸いなことに、この問題は編集された画像のみが影響を受けている模様で、「オリジナル版をダウンロードする」を選択すると、破損していないクリーンな画像が入手できる。また、編集モードにすると、不要なエフェクトは消えるようだ。

別のユーザーは、Google Takeout経由で画像をダウンロードした場合、編集を加えていない画像であってもクリーンなオリジナル版と劣化した画像の2枚が届くと指摘した。このことから、この問題は、グーグルが古い画像を自動的に処理して不要なエフェクトを追加し、オリジナル版は別途そのまま保存していることに関連していると推測できる。

このような問題の発生を防ぐために、写真のコピーをダウンロードしておくのが賢明かもしれない。特に、数年以上前の写真をライブラリに保存しているユーザーは、それを検討したほうがいいだろう。

しかし、サポートのスレッドによると、この問題は徐々に修正され始めている模様で、グーグルがすでに対処を進めていることが示唆されている。そのため、もしも問題が発生していても、しばらくは待ってみて、問題が数日間続くようであれば、ヘルプセンターで報告することをお勧めしたい。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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