話し方の達人に学ぶ、優れた話し手になるための4つの秘訣

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人前で話す機会を増やす。「聴衆の前で過ごす時間が多ければ多いほど、批判的な目で見られることにも慣れる」とディムは言う。「確かに、緊張感は一生つきまとうだろう。しかし、ステージに上がり続けることで、自分が緊張していることに気づき、それを認め、自制することができるようになる」

「飛び入り歓迎のコメディに挑戦したり、トーストマスターズ・クラブに顔を出したり、職場でスピーチをする機会を作ったりして、異なる聴衆の前に立つ機会を増やそう。何の関係もない人々の前に立って自分の真実を語る際に必要な耐性を養おう」

書いて、改善して、を繰り返す。「これが私の長年のプロセスだ。一度使った原稿を捨てしまうのは、私は好きではない」とディムは話す。「スピーチはワインと同じで、時間とともに熟成される。以前のスピーチへのフィードバックの時間を持つことで、昔の原稿に秘められた可能性を発見するだけでなく、その可能性を十分に引き出す修辞的なテクニックについて敏感になれる。このような方法論により、質の高い原稿や、忘れられないスピーチを作成するために必要な時間は徐々に短くなるだろう」

スピーチ以外の自己研鑽に励む。「私が恩師や歴代の世界チャンピオンから受けた最も強力な教えのひとつは、『自分が備えていない価値を広めることはできない』ということだ」とディムは言う。

「最高の話し手は、より良い人間になるために常に努力している。読書習慣を身につけ、健康に気を配り、常に人とつながる機会を求める。自分自身と周囲のネットワークを構築することで、人前に立つたびに、自分が提供する価値を最大化することができる」

ディムは、優れたパブリックスピーカーになることを目指し、4年前にトーストマスターズに入会した。「入会し、トーストマスターズという組織について理解したとき、自分がいかにものを知らないかということに気がついた。自分は人前で話すのが得意だと思っていたが、知らないことや学ぶべきことがたくさんあったのだ」

forbes.com 原文

翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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