チャレナジーの発電機は「垂直軸型マグナス式」という方法で発電する。鉄塔に設置された円筒を回転させ、風を受けたときに生じる「マグナス力」で発電機を回す仕組みだ。一般的な風車と異なり、羽根がなく、強度の高い円筒が使われているため、強風でも壊れにくい。
同社は、2011年の福島の原発事故をきっかけに日本のエネルギー問題に着目し、2014年に創業。世界で初めてマグナス風車の実用化に成功し、2018年8月に沖縄県石垣島で実証実験を開始した。2021年8月にはフィリピンでの稼働も果たした。
調達した資金は、マグナス風車の大型化開発にあてる予定。
前澤ファンド代表取締役の前澤友作氏は「宇宙から見た地球は美しくも儚くも見えました。次世代型風力発電マシーンで、全人類に安心安全な電気を届けようとするチャレナジー社の挑戦を全力で応援します」とコメントしている。