9月20日は「国際NFTデー」、ラッパーのスヌープ・ドッグも祝福

ラッパーのスヌープ・ドッグ(Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

NFTの起源は、ブロックチェーンゲームの先駆けとなった「CryptoKitties」の開発元のダッパーラボ(Dapper Labs)のCTOのディーター・シャーリー(Dieter Shirley)が、NFTを支えるプロトコルのERC-721を公開した2017年9月20日だとされている。

そんな中、Web3分野の著名企業がコンソーシアムを結成し、今年から9月20日を「国際NFTデー」として祝うプロジェクトを発足させた。この取り組みには、ダッパーラボや、アンドリーセン・ホロウィッツ、アニモカブランズ、OpenSeaなどの様々な企業が参加している。



ラッパーのスヌープ・ドッグとメソッド・マンも、国際NFTデーを記念してこの日に新曲をNFTとしてリリースした。TuneGoプラットフォームからリリースされたこのNFTは、Web 3の分散型のコンセプトを音楽業界に持ち込もうとしている。

スヌープ・ドッグをフィーチャーしたメソッド・マンの楽曲「New Old School Remix」は、TuneGo のWeb3 Marketplaceで、NFTとして独占リリースされ、さまざまなアートワークをアンロックできるようになる。

「TuneGOは、Web3のパワーを用いてクリエイターと消費者の間のギャップを埋めていく」と、同社のCEOのジョン・コール(John Kohl)は述べた。

スヌープは今年初め、ドクター・ドレとシュグ・ナイトが1991年に設立したヒップホップ・レーベル「デス・ロウ・レコード」を買収した。その後、スヌープは同レーベルからNFTプロジェクトとしてスタジオアルバム「Bacc on Death Row(BODR)」をリリースした。

スヌープは、現実世界での著名人としてのパワーをメタバースでも利用しようとしている。The Sandbox内にデジタルの土地を所有する彼は、そこで新曲のミュージックビデオを撮影し、スヌープバース(Snoopverse)と呼ばれる空間を生み出した。

暗号通貨の冬と呼ばれる状況下で、彼の新曲のリリースは、著名なラッパーがWeb3の未来に楽観的であり続けていることを示している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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