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2022.09.23 08:00

低カロリー・低カーボを実現した、ベター・ベーグルの挑戦


ヤンは2022年8月、ホールフーズ・マーケットと契約を結び、ベター・ベーグルは世界各地にあるホールフーズの全店舗に置かれるようになった。4つ入りパックで販売され、価格は12ドルだ(ただし、オンラインで購入すると、配送料の関係で16ドルになる)。

現在は、ホールフーズに加えて、ゲルソンズ、ザ・フレッシュ・マーケット、スプラウツでも購入できる。

2022年末までに、2000店前後で販売されるようになる見込みだ。2023年には、その数は5倍の1万店に達する可能性がある。

ヤンによれば、ベター・ベーグルは幅広い層にアピールしているという。具体的には、「ナチュラルフードやクリーン・イーティングの支持者、低炭水化物食の実践者、ヴィーガン、アスリートなどの高たんぱくを好む人のほか、(ベター・ベーグルの)糖分無添加という点を好む糖尿病患者、そして味を気に入っているベーグル愛好家など」だ。

ベター・ベーグルを専門で販売する小売店舗の開店を考えているかと質問すると、ヤンはこう答えた。「可能性はあります。想像してみてください。メニューに並ぶエッグ&ソーセージのベーグルを買っても、バナナ2スライスぶんのネットカーボにしかならないんですよ。最高の気分になれて、しかも悪い影響はないんです」

革新的なヤンは、ベーグルだけにとどまるつもりはない。将来的には、「たとえば『ベター・プレッツェル』や『ベター・ピザ』などの、多くのカテゴリーの変革」を見据えている。いずれは、ペプシコーラやネスレといった最大規模の消費者向け製品ブランドとも競合するようになると見込んでいる。

ベター・ベーグルの今後の成功に関しては、ふたつの要素がカギになるとヤンは見ている。ひとつは、消費者が直面する多くの問題を解決すること。もうひとつは、製品を支える強力なミッションを掲げることだ。

forbes.com 原文

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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