新設の「アクションボタン」は使い方が工夫できる
ケースの左側面にはUltraの特徴である「アクションボタン」がある。ウォッチの設定からワークアウトやストップウォッチ、コンパスアプリが搭載するバックトレースなど1件を選んで登録できる。
ケースの左側にはアクションボタンを搭載。発売当初は7つの機能から1つを選択して一発起動ができる
例えばボタン操作でワークアウトを起動する設定にして、さらに「ファーストプレス」として、起動するワークアウトを「屋外ランニング」に定めておく。あとはアクションボタンを押すだけで、通常ワークアウトを開始するときのように3カウントを待たなくても、すぐに屋外ランニングの計測が始まる。シビアにランニングのタイム計測をしたい方にはうってつけの使い方だ。
あまりランニングはしないという方は、アクションボタンの使い道をストップウォッチやフラッシュライトにアプリから割り当てることもできる。
iOSのWatchアプリからアクションボタンに割り当てる機能を選択する
先端機能のすべてを搭載するバランスの良いApple Watch
そして、忘れてならないことはApple Watch Ultraのコアは「最先端のApple Watch」であるということだ。
同時期に発売されるApple Watch Series 8と同じく、手首の皮膚温を継続的にモニタリングするセンサーや、自動車による衝突事故検出など最新機能が使える。心電図や血中酸素ウェルネス、アップデートされた女性のための周期記録のように、多くの人々がスマートウォッチに期待するフィットネス・ヘルスケアの機能も充実している。
ただし初期設定に必ずiOS 16以降を搭載したiPhone 8以降が必要であり、Androidスマートフォンとのペアで使えない点には注意したい。
今までアナログのスポーツタイプやタフネス仕様の腕時計を愛用していた方々も、Apple Watch Ultraは試す価値のあるスマートウォッチだ。
45mm / 44mmケースのApple Watchに対応するバンドであれば、新しいUltraにそのまま装着して楽しめる。レザー系、メタル系のバンドに付け替えると、Apple Watch初のタフネスモデルがビジネスシーンの装いに合うエレガントなルックスに早変わりする。ケースのデザインがゴツゴツとしていないので、女性が身に着けても違和感を感じないだろう。生活シーンに合わせたカスタマイゼーションを楽しみ尽くしたい。
文字盤を「メトロポリタン」に変更。ブレイデッドソロループにバンドを付け替えただけでもエレガントな雰囲気になる
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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