「買い物依存症」を克服したい人への心理的アドバイス

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多くの人が、意味のないことに多くの時間とお金を費やしていることを心配してセラピーを受けにくる。彼らは次のような質問をするかもしれない。

・私は買い物依存症なのだろうか?
・なぜ買い物をしないと気が済まないのだろうか?
・なぜ常にもっと必要だと感じるのだろう?

これらの質問に対する答えは、簡単ではない。問題の根本を理解するためには、心理療法でそれなりの時間がかかることが多いのだ。

しかし、買い物の仕方に問題があるかどうかを評価する簡単な方法は、以下に示すことのほとんどが自分に当てはまるかどうかを自問してみることだ。

・強迫的に買い物をする
・虚無感を解消するために買い物をする
・家計的に悪い影響があるにもかかわらず、買い物をする
・他人からの評価を避けるために、こっそり買い物をする
・買うのをやめられないことに、恥ずかしさや罪悪感を感じている

もし、これらの記述が当てはまったとしても、それはあなただけではない。2015年のメタ分析では、米国人の約5%が強迫的に買い物をしてしまっていると示されているのだ。

ソーシャルメディアマーケティング、ターゲット広告、インフルエンサー文化によって、より多くの人々が互いに競い合うために物を買うようになり、この割合は増加する可能性が高い。

しかし、このような状況に陥る必要はない。ここでは、買い物依存症を克服するための3つの方法を紹介する。

#1. 24時間ルールを守る


例えば、高価な新しい靴を買う決心がつき、後はお金を出して履いて帰るだけだとしよう。

ここで、あなたができることは、その購入を24時間遅らせることだ。

そうすることで1日分のチャレンジ、喜び、悲しみ、出費を、その新しいアイテムなしで過ごすことを余儀なくされるだろう。つまり、それはもう衝動買いとは言えない。24時間経てば、その物がコストに見合うかどうか、より良い判断ができるようになる。

#2. 買わないで、見るだけ


ドーパミンは食事やセックス、そしてショッピングなど、快楽的な活動の際に脳内で放出される快感物質だ。
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編集=Akihito Mizukoshi

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