Googleはスマートウォッチ分野で2つの主要なライバルを持っており、Pixel Watchの価格は2社のデバイスの中間に位置することになる。
Android側で言うと、サムスンのGalaxy Watch 5の価格は279ドルからで、Pixel WatchのWi-Fiモデルの価格(349.99ドル)は、それよりも70ドル高いことになる。
一方、先日発表されたApple Watch Series 8の通信モデムを内蔵しないGPSモデルの価格は399ドルからだ。Apple WatchがAndroid端末とうまく連携できる可能性はほとんど無いため、直接的な比較対象にはならないかもしれないが、Pixelスマートフォンが“グーグルにとってのiPhone”と考えれば、この比較もあり得るだろう。
しかし、これらのデバイスを判断する上での最適な指標は、価格ではないかもしれない。小売りの窓口でPixel Watchは、サムスンやグーグルの端末と抱き合わせで販売される可能性も高く、その場合は、価格差がパッケージ全体に吸収され、通信キャリアからの補助金が提供される場合もあるだろう。
つまり、349.99ドルからという価格はグーグルからの決意表明なのだPixel Watchは、単なるフィットネスバンド以上の価値を持つ先進的デバイスであり、Androidのエコシステムにおいてグーグルがスマートウォッチを定義するための最初の足がかりとなる。
(forbes.com 原文)