この戦略を加速させているのは、仮想試着基盤を提供するジーキット(Zeekit)のウォルマートによる買収だ。この機能は、消費者が自分の全身写真を撮影し、ウォルマートのアプリにアップロードする仕組みになっている。
インカンデラは「写真はプロフィールに保存されるため、希望しない限りはこの機能を使うたびに新しく写真をアップロードする必要はない」と述べた。
「Be Your Own Model」の目標は、コンバージョン(閲覧者が商品を購入すること)を増やし、返品率を下げることにある。
インカンデラは「顧客は、(この機能がなければ)自分の身長では『このスカートが膝上に来るだろうか、それとも膝下だろうか』と疑問に思っていたかもしれない」と指摘している。「Be Your Own Model」は、ネットで購入する服を着たらどのように見えるかに関する推測作業をなくすものだ。
インカンデラは「これは全ての年齢層に訴えるものだと思うが、若者が興味を持ち利用することが想像できる」と語り「ソーシャルメディアや、自分の姿を見ることが大好きな人がいることを考えると、この機能はそれを次のレベルに引き上げてくれるものだ」と主張した。
(forbes.com 原文)