ヘンリー王子の軍服着用が一大事だった理由

女王の棺の警護(17日)をするヘンリー王子(写真奥)とウィリアム皇太子 (写真手前)/ Getty Images


サセックス公爵夫妻への厳しい視線


エリザベス女王の死後、サセックス公爵夫妻(ヘンリー王子とメーガン妃)は厳しい監視の目にさらされてきた。「ほかの王室メンバーから握手を拒否されたようだ」など、「冷遇されている」とも報じられている。

また、ウィンザー城に弔問に訪れていた市民らの前に姿を見せたメーガン妃は「マイクを隠し持っているのでは」と疑われ、SNS上には数多くの非難のコメントが投稿された。


写真手前からヘンリー王子とメーガン妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃(Getty Images)

ヘンリー王子とメーガン妃は2020年1月、王室の公務からの引退をインスタグラムへの投稿で発表。毎年一定の期間ずつを米国と英国で過ごし、経済的に自立することを目指す意向を表明した。

バッキンガム宮殿はその翌年2月、ヘンリー王子がサセックス公爵の肩書を維持することは容認するものの、王室メンバーとしての公務から引退しながら「公への奉仕に伴う責任と義務を果たし続けることは不可能」だとして、「殿下の敬称の使用は認めない」とする王室の決定を発表していた。

王室からの離脱後、ヘンリー王子はロイヤルメンバーとの何度かの再会で関心を集める一方、メーガン妃とともに行うビジネスに関するニュースで、より多くの見出しを飾っている。

ヘンリー王子の現在の王位継承順位は、ウィリアム皇太子とその3人の子どもたちに続く第5位。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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