マスクの富豪仲間のリード・ホフマンは、Axiosのポッドキャスト番組「How It Happened」で、ツイッターの買収の話を聞いた時に「なんてこった、また大問題だ」と思ったと語っている。ホフマンは、マスクと共に初期のPayPalの幹部を務めた後にリンクトイン(LinkedIn)を共同創業した。
他のマスクに近い人々も、買収によってマスクのスペースXやテスラへの集中力が奪われることを懸念していたとAxiosに語っている。
ホフマンは、彼がゼネラルパートナーを務める投資会社のグレイロック・パートナーズが、ツイッターの買収絡みの資金調達に参加することを断ったとAxiosに語ったが、マスクのリーダーシップについては、絶望的な状況下でも「死を免れる能力を持ち、ひたすらそれをやり続ける」と述べ、楽観的な見方を示した。
マスクは4月4日、ツイッターの株式9.2%を購入したことを明らかにし、ツイッターは4月末にマスクの440億ドル(約6.3兆円)の買収提案を受け入れたと発表した。しかし、マスクは7月に買収を撤回すると宣言し、ツイッター側はマスクを相手取った訴訟を起こし、両者は訴訟合戦に突入している。デラウェア州の裁判所は10月17日から5日間の日程でこの件を審理する。
マスクの現在の保有資産は2704億ドルと推定され、2位のインドの富豪ゴータム・アダニを約1200億ドル引き離している。ホフマンは現在、2016年にリンクトインを買収したマイクロソフトの取締役を務めており、保有資産は約19億ドルと推定されている。
(forbes.com 原文)