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2022.09.20 14:30

ビットコインとイーサが大幅安、さらなる利上げを警戒

Getty Images

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ビットコインは9月19日に過去3カ月の最安値付近に下落し、暗号通貨市場の幅広い下落を牽引した。

米連邦準備制度理事会(FRB)は今週、3会合連続となる0.75ポイントの利上げを実施するとみられており、投資家の間ではリスク回避の動きが広がっている。

ビットコインの価格は19日朝に1万8247ドルまで下落し、6月19日以来の安値をつけた。その後、米国東部時間午前10時30分には、1万9257ドルに上昇したが、1週間前との比較では約15%の下落となっている。

時価総額がビットコインに次ぐ2位のイーサの価格は、2カ月ぶりの安値となる1280ドルをつけた。15日にイーサリアムが待望のアップグレードのマージを完了させたにも関わらず、イーサの価格は過去1週間で20%以上下落した。

一方、イーサリアムから分岐して誕生した暗号通貨ETHWの価格も19日に約37%急落した。EthereumPoWと名付けられたこのプロジェクトは、マージの直後の15日に稼動したが、その展開は不具合や暗号取引所Poloniexが支援するEthereumFairという競合チェーンの出現によって問題を抱えることになった。

さらに9月18日には、ブロックチェーンセキュリティ企業のBlockSecが、EthereumPoWに接続されたアプリケーションへの攻撃により、200ETHW(当時の相場で約1600ドル)が盗まれたことを明らかにした。EthereumPoWの開発者は、この事件の発生を認め、関係者に通知したと述べた。

調査会社Messariによると、暗号通貨市場全体の時価総額は現在、9530億ドルで、過去24時間で3.4%減少している。

暗号通貨関連の上場企業の株価も19日に下落した。米国最大の暗号通貨取引所コインベース・グローバル(COIN)の株価は5.5%安だった。暗号通貨の採掘事業者のMarathon Digital Holdings(MARA)やRiot Blockchain(RIOT)、Hut 8 Mining Corp(HUT)らの株価も、それぞれ0.46%、1.88%、4.14%の下落となった。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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