キャリア・教育

2022.09.24 20:00

厳しい時期に最高のリーダーが取る行動と、その4つの習得法


3. リーダーも不完全な人間であることを示す


企業のリーダーだからといって決して過ちを犯さない、または全てを理解しているわけではない。自信が重視される社会では、自分一人では全ての答えを明らかにできず、助けが必要だということを人に告げるのが難しいかもしれない。助けを求めることを怖く感じる場合はなおさらだ。また、助けを求めることで自分の価値が下がったように感じる場合はさらに難しい。

直観に反しているように思えるかもしれないが、助けを求めることは弱さではなく強さを示す。弱さを見せるリーダーは、チームや同僚、顧客に対し同じことをしてもよいのだということを示している。こうして、開放性と協調の文化・環境を作ることができる。

他にも、チームメンバーが問題に対する解決策を考えることに労力やノウハウを向けられるようになることや、リーダーも他の人と同じ人間なのだということが示されるなどのメリットもある。

4. 優しさと尊重を忘れない


世界は以前にも増して分断されているように見える。残念なことに、不満に身を任せ、敵対的な環境をさらに悪化させる悪意ある行動を強化してしまう人があまりに多い。私たちは、優しさと尊重の気持ちで人を率いるロールモデルを切実に必要としている。

人は違いや課題を通して弱くなるどころか強くなることを理解している人は、共通点を大事にし、それぞれの状況に良い点を見つけることに焦点を当てる。

優しさと尊重の気持ちを忘れないリーダーは人々を団結させ、ポジティブなことに目を向け続けるよう鼓舞するものだ。いつもポジティブな理由で目立っている人は、他の人にも同じような行動を取るよう促す波及効果を生む。

forbes.com 原文

翻訳・編集=出田静

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