キャリア・教育

2022.09.16 17:15

こども的「気候変動や経済的不平等の問題解決」とは?

プレスリリースより

プレスリリースより

「約4人に3人の子どもたちが、気候変動と経済的不平等の両方、もしくはどちらかが自分の周りや日本に影響を与えていると考えている」

これは、国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、日本国内の15~18歳の子ども1085人にアンケートをとったもの。

子どもたちは気候変動により「大雨や猛暑など異常気象」が起こり、経済的不平等のために「子どもたちの精神的な健康」に影響があると感じている。さらに、約半数の子どもは「すべての大人は十分な取り組みをしておらず、もっと行動すべきだ」と答えた。



具体的な意見としては「使い捨ての時代はもうやめたほうがいい」、「子どもやそれ以降の世代のことを考えて政策すべき」、「知識が少なく、危機感が薄い」、「議員の給与を減らしたり、学費の完全無料化をしてほしい」と、大人にとって頭の痛い回答が並ぶ、

さらに15%の子どもはこれらの課題に対して「なにかすでに行動している」とし、別の38%の子どもは「これからなにかを始めてみたい」と答えた。行動とは「SDGsについて学ぶ」ことや「ゴミを減らす」、「ボランティア活動」など、彼らにできる範囲のことをしっかり実践しようとしているのがわかる。



そして、大人に対しては「活動に必要となる資金」や「安全な場所」、「子どもの声を決裁権のある人に届ける方法」などを支援して欲しいと言う。

「大人は忙しい」とか「子どもの言うことだから……」なんてことは言わず、子どもたちといっしょに問題を解決する時間や場所をつくり、力を合わせて活動していく、そんな世界が待ち望まれているのではないだろうか。

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