LinuxはWindowsやmacOSのようなオペレーティングシステム(OS)の一種で、コンピュータを動かす際の土台になるものです。マスコットキャラクターはペンギン。
Linuxはフィンランドのプログラマー、リーナス・トーバルズによって製作されました。なんと当時のリーナスはフィンランドのヘルシンキ大学にいる普通の大学生だったのです。
当初はリーナスが勉強するためだけに開発されたものでした。しかし想像より出来が良かったため、多くの人に見てもらいアドバイスをしてほしいという意向から、リーナスはソースを一般公開しました。
ライセンスに縛られている他社のOSと違い、オープンソースであるLinuxはその後、有志のプログラマの手によって驚異的なスピードで開発が進んでいきます。1995年以降になるとIBM、インテル、HPなどのプログラマーもLinuxの開発に参加し、2000年代にはLinuxはヨーロッパの政府機関に取り入れられていきました。
また、厳しいライセンスがなく誰でも利用できるLinuxは、2010年代からはサーバーで多くのシェアを獲得するようになります。
実はスマートフォンやタブレット用OSであるAndroidも、Linuxがベースとなり開発されたものです。一人の天才が作った基礎部分に、世界中の開発者の知識が加わり発展していったLinuxは、MacやWindowsとは違う独自の道を辿ってきた革新的なOSといえるでしょう。
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