バッテリー持ちが大きく改善、Apple Watch Series 8を勧めたい理由

Apple Watch Series 8は前モデルとほぼ変わらないデザインだが基本機能をブラッシュアップ


手元でちょっとしたメッセージを返したいときに、iPhoneを使わずにApple Watchで返信ができるとかなり生産性が上がる実感を持った。Series 8はSEよりもスクリーンのサイズが約20%広く、キーボードは小さいが慣れると意外とスムーズにタイピングできた。セルラーモデルのApple Watchを選択すれば、iPhoneを持たずに近所に脚を伸ばしても、音声通話だけでなくメッセージやメールにも応答ができる。

筆者が発売前の期間に試した限りでは、日本語キーボードはFacebook MessengerやMicrosoft Outlookなどのアプリに対応していなかった。現在、メッセンジャーアプリが仕事のツールとしても活用されているので、各アプリはぜひSeries 8の日本語キーボードへの対応を実現してほしい。

SEはカジュアルなスポーツウォッチとして楽しみたい


現時点で今年のApple WatchはSeries 8がイチオシというのが筆者の見解だが、かたや税込3万7800円で買えるApple Watch SEも魅力的なデバイスだ。


バンドや文字盤をカスタマイズして、カジュアルなスポーツウォッチとしてSEを楽しみたい

本機は大きいケースサイズのGPSモデル同士で比べるとSEの方がSeries 8よりも質量が5.9gほど軽い。50メートルの耐水性能も備えている。高価なUltraより、もっとカジュアルなスポーツシーンで気軽に使い倒せるスマートスポーツウォッチとして位置づけたい。

特に大きな44ミリケースのSEを選べば、新しいApple Watch Ultraのために開発された「アルパイン」「トレイル」「オーシャン」の3タイプのウォッチバンドを装着することができる。いずれのバンドも耐久性が高く、装着した状態からバックルが簡単に外れにくい機構を採用している。文字盤も含めてスポーツ仕様にとことんカスタマイズして存分に使い倒したい。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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編集=安井克至

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