同ランキングは今年で38年目。年々増えている大学ランキングのなかでも古く、独自の地位を得ているものだ。
今回のランキングでは、17の評価項目に基づいて、いくつかの部門別に全米の大学計1500校の順位をつけた。ここでは総合大学部門とリベラルアーツ大学部門の上位を紹介しよう（なお今年のランキングでは、USニューズが参照している「カーネギー高等教育機関分類表」の改定にともない、10％ほどの大学が分類を変更されている）。
総合大学部門
総合大学（national university）は主要な専攻をすべて擁し、さらに修士、博士、専門学位の各課程を設けている大学で、多くは研究にも重点を置いている。
1位 プリンストン大学
2位 マサチューセッツ工科大学
3位（タイ） ハーバード大学、スタンフォード大学、イェール大学
プリンストン大学の首位は12年連続。以下トップ20位の顔ぶれも昨年とほとんど変わらないが、例外はコロンビア大学だ。同大学は昨年のランキングで当初は2位タイだったが、その後データが不正確だった疑いが浮上し、ランキングから除外された。今回のランキングではノートルダム大学と並んで18位タイだった（コロンビア大学は自己申告するデータの提出が間に合わなかったため、全17の評価項目ではなく、評判スコアと連邦政府のデータ、USニューズの評価に基づいてランクづけされている）。
総合大学部門のトップ20位に入った大学のうち、公立はカリフォルニア大学バークレー校と同ロサンゼルス校の2校にとどまった。昨年はカリフォルニア大学ロサンゼルス校だけだった。一方、アイビーリーグの私立8大学はすべて20位以内に入っている。
リベラルアーツ大学部門
リベラルアーツ大学（liberal arts college）は、学部教育に力を入れ、学位の半分以上が文学・言語学や哲学、文化研究、心理学、生物学・生命科学といった分野で授与されている大学。
1位 ウィリアムズ大学
2位 アマースト大学
3位 ポモナ大学
4位 スワースモア大学
5位 ウェルズリー大学
トップ5校の顔ぶれは昨年からまったく変わらず、順位も昨年4位のポモナ大学と同3位のスワースモア大学が入れ替わった以外は同じだった。トップ20校のうち公立は米軍の教育機関3校（陸軍士官学校、海軍士官学校、空軍士官学校）のみだった。
（forbes.com 原文）
