結婚13年目を迎えた松下さんが選んだ「推しメシ」ロブションとの、とっておきのエピソードが。
「クリスマスシーズンになるとロブションのお店の目の前には、毎年バカラの巨大なシャンデリアが煌めいていて、それはそれはロマンティックで!その眺望を独占出来る3階のサロンに、プティトリアノンというお部屋が存在すると聞いていました。彼にプロポーズをしていただく場所を用意して差し上げなくては(笑)と思案して、クリスマスイブに自ら予約して、奇跡的にお部屋が取れたのです。以来、このお部屋でいただくロブションのお食事が一番!と疑わなかった私ですが、先日、衝撃体験をさせていただきました」。
知人のクルーザーに招待を受けて行ってみると、ロブションから派遣されたスタッフが料理とシャンパーニュをサーブ。そして前菜には、1人1缶のキャビアが佇んでいたそう!「恐らく、こんな素敵な体験は、一生のうちで最初で最後かも知れませんが(笑)。
イタリア留学時代、友人達とワインを楽しみながら料理を作っていた時。「料理が載った一皿は、絵画のように美しくあるべきだと思う」と、友人が何気なく放った一言が忘れられない。
また、「以前、私も母も仕事で忙しく、料理する時間もなくて、デパ地下で買ったパックに入ったお惣菜をそのまま私が食卓に出そうとしたら『そこだけは手を抜いてはダメ』と母から諭されました。」そんな経験から、読者の皆様には、デパ地下のお惣菜も器に盛り付けるだけで、美しい一皿になりますので、若かりし頃の私のようには、ならないでいただきたいと思います(笑)。
私にとっての食事とは、お腹を満たすというより、心を満たすものだと思っています。味は、勿論ですが、お料理とお皿との調和や、食する空間、そして一緒に味わう大切な人との時間が一体となって、初めて美味しい食事として満足出来るのだと思います。
シャトーレストラン ジョエル・ロブション
目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内
03-5424-1333
松乃鮨
品川区南大井3-31-14
03-3761-5622
MOMOEごはん
momoegohan.com