猛暑とメンタルヘルスの不調とのつながりも指摘されている。ボストン大学の環境健康学教授グレゴリー・ウェレニウス(Gregory Wellenius)は、認知障害や気分障害を挙げた。
カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州の一部の地域は、いまも記録的な熱波に見舞われており、気温が43度を超えている。発電量が危ぶまれていることから、州当局は住民に対して、電力使用を控えるよう呼びかけている。
この夏は、米国や欧州、中国を熱波が次々と襲っている。米国立気象局によると、米国では9月頭までの30日間のうちに、約1500カ所で最高気温の記録が更新された。人間社会が引き起こした気候変動により、猛暑は今後も悪化を続けると科学者たちは考えている。
2021年に米環境保護局(EPA)と米海洋大気庁が発表した報告書によると、米50都市が熱波に襲われる頻度は、1960年代は年2回だったが、2010年代には年6回に増えている。熱波は、持続期間も激しさも増しているという。
なお、ピュー・リサーチ・センターが2020年に実施した調査によると、オンラインでハラスメント被害に遭った経験があると答えた人は41%で、その多くは政治的見解が原因だった。
(forbes.com 原文)