キャリア・教育

2022.09.18 20:00

内向的な人の、ビジネスにおける意外な強みとは

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内向的な人にとって計画を立てるのは自然なことで、これは重要な交渉の準備やビジネス成功戦略の見極めに関しては重要な強みとなる。
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ポラードは「計画・準備の体系的なプロセスが役に立たない(ビジネス上の)行動は存在しない」と述べ、「内向的な人は、プロセスを学ぶため措置を講じる意思があることが強みだ」と語った。

適切なプロセスの特定


プロセスを計画することと、正しいプロセスが実際どういうものかを知ることは別物だ。ポラードによると、正しいプロセスについて一つの正しい答えというものはないかもしれないが、それはそれでよい。

ポラードは「一つのプロセスを見つけ、それにこだわること」と助言した。
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現代社会では、ビジネス関連のアドバイスを探しているときに参考にできる専門家や書籍、リソースが数千種類存在する。これは圧倒されるような数であるだけでなく、一つのプロセスに決めることを困難にしかねない。

モデルを決定した人が、成功を加速するだろうと考えて修正や改善を加えることはよくあるが、ポラードはこれに反対している。彼は「余計なものは付けずに誰かの体系的なプロセスに従い、それが習得できるまで練習すること」と共有した。

このプロセスには時間と忍耐が必要だが、結果(習得)からは、特定の分野のスキルセットの改善が確実に促されるはずだ。営業スキルの改善を目指している場合は、大きな成功を収めた営業担当者の戦略を一つ選び、結果が見え始めるまで諦めず実践を続けること。

交渉で自信を持ちたい人は、成功を収めた内向的な弁護士や交渉者、仲介者などを調べること。こうした人の手法を調べ、安心感が増したように感じるまで(そして、よりよい結果を収めるまで)練習しよう。

重要なポイント


ここまでさまざまな点に言及したが、内向的な人にとって最も重要なのは成功が可能であることを忘れないことだとポラードは主張している。

「内向的な人にとって最も難しいのは、実は自分にできると信じることだ」とポラード。「プロセスを学ぶことが最も難しいのではない。実際にそれを導入し、実行できると信じることが最も難しいのだ」

(forbes.com 原文)

翻訳・編集=出田静

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