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2022.09.13

【9月第1週資金調達まとめ】ITデバイス&SaaS統合管理クラウドのジョーシスが44億2000万円調達

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、9月1週目の“注目のトピック”として選ばれた6件の資金調達について紹介する。

ジョーシス


調達額:44億2000万円
調達先:ANRI / WiL / Yamauchi No.10 Family Office / グローバル・ブレイン / デジタルホールディングス
備考:シリーズAラウンド

ITデバイス&SaaS統合管理クラウド「ジョーシス」を提供するスタートアップ。

「ジョーシス」は企業の情報システム部門のアナログ業務を自動化し、業務コスト削減とセキュリティレベル向上を支えるクラウドサービス。

従業員に紐づけたITデバイス・SaaSの台帳管理や、入退社に伴うSaaSアカウント発行・削除、退職者の削除漏れアカウントの検知、PC購入やキッティング・ヘルプデスクのアウトソースなど、あらゆるコーポレートIT業務を自動化する機能を提供している。

2022年9月、グローバル・ブレイン、ANRI、Yamauchi-No.10、デジタルホールディングス、WiLなどから44億2200万円の資金調達を実施。

調達資金を元に、英語圏での製品提供を開始する。具体的には2023年初頭よりシンガポールで開始後、2023年内にアメリカを含む英語圏でサービス提供を行う方針だ。

JEPLAN


調達額:24億4000万円
調達先:Baillie Gifford / GOLDWIN PLAY EARTH FUND投資事業有限責任組合 / MPower Partners Fund L.P. / 東京海上日動火災保険 / 楽天キャピタル / 第一生命保険 / 静岡キャピタル / 静岡キャピタル8号投資事業有限責任組合
備考:シリーズDラウンド / 2022-07-29からの出資元を合わせて記載

不要になった衣類や繊維製品のリサイクルサービス「BRING」の運営を行う企業。

「BRING」では、小売店で古着を回収し、同社が独自に開発した技術を利用して、新たな服に作り替える。2021年5月までにTシャツ約1500万枚分にあたる3000トンの古着を回収した。

他にも、ユニフォームを回収して、再製品化する「BRING UNIFORM」や、プラスチック製品を扱う事業者に向けたコミュニティプラットフォーム「BRING PLA-PLUS」の運営も行なっている。2022年6月には日本環境設計からJEPLANへ社名変更を行なった。

2022年8月、シリーズDラウンドにおいてBaillie Gifford、GOLDWIN PLAY EARTH FUND投資事業有限責任組合、MPOWER PARTNERS FUND L.P.、静岡キャピタル、静岡キャピタル8号投資事業有限責任組合、第一生命保険、東京海上日動火災保険、楽天キャピタルを引受先とする第三者割当増資により24億4000万円の資金調達を実施。

同社は引き続き、国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となってビジョンの実現に向けて進んでいく。
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文=STARTUP DB

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