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2022.09.13 07:15

テンセントとBYDを襲う「資金引き上げ」、利益確定売りが続出


BYDの好調も長続きしない可能性


深圳に本拠を置くBYDの上半期の業績はガイダンスの上限を上回ったものの、ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイは、同社の持ち分を再度手放した。

香港のEverbright Securitiesのストラテジスト、Kenny Ngは、BYDの現在の株価収益率が100倍を超えておりバリエーションが高く見えることが理由の一つだろうと述べた。また、EV購入時の減税措置などの政府の優遇政策も、消費者のEV熱が冷めれば効き目が薄まる可能性がある。

「上期のようにこの業界が成長を続けるとは限らない。政府の支援は継続されるだろうが、少なくとも短期的には上半期のような勢いを維持するのは難しい」とNgは述べた。

このような背景から、大物投資家は利益確定を目指すことになる。「特に初期から投資を行っている機関投資家は、不確定要素に直面した場合に利益確定に動く傾向がある。ナスパースやソフトバンク、バークシャー・ハサウェイらはいずれも、中国のハイテクセクターから十分なリターンをあげてきた」とNgは語った。

(forbes.com 原文)

編集=上田裕資

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