今回は、GOOGA代表取締役社長の田中優子さん。今年、大ヒットとなった「怪盗クイーンはサーカスがお好き」で、タイトルロールの怪盗クイーン役で声優デビューした元宝塚歌劇団宙組トップスターで、ニューヨークのリンカーンセンターで行われたブロードウェイミュージカル「CHICAGO」では主演ロキシー役も務め、NHKみんなの歌ミュージカルにも出演の女優、大和悠河さんの事務所を経営している。
田中社長は、過去に二期会のオペラ歌手として活躍する一方、現役のタカラジェンヌや、ミュージカル、そして宝塚や音楽大学を目指す受験生の声楽を指導し、スター街道への道筋を作るサポートに尽力したキャリアを持つ。
国府台女子学院小学部から高等部音楽コースに進み、フランス文学の巨匠・芦沢光治良の娘の芦沢文子教授からフランス音楽の声楽を学び、東京音楽大学声楽科から同大学オペラ研究科を経て、二期会・第29期研究生となる。ベルカントオペラの研鑽に励み、ミラノでA.カンビ、F.アルバネーゼに師事。平野忠彦元教授と、世界各国のオペラ劇場を巡る日々を送る。現在、二期会会員。
友人の指揮者・大野和士さんがベルギー王立歌劇場オペラの終演後に大和悠河さんと一緒に連れて行ってくれた、「真夜中に食べた禁断のモーツァルトステーキ」や、20歳のお誕生日にパリに向かう際に乗り継ぎで寄ったアンカレッジ空港でお父様から贈られた「キャビアとCamusXOブランデー」とジャン・パトゥの香水等、幼少期から世界を旅する生活を送る田中社長と食のエピソードには事欠かない。
「推しメシ」を伺うと、オフィスを構える帝国ホテルにあった。
「私の『推しメシ』は、帝国ホテルのアメリカンクラブハウスサンドイッチです。アメリカンクラブサンドは、世界中の主要な、どのホテルにもあるので注文するのですが、繊細な部分で味覚が合わないと言う。ニューヨーク、パリ、ウィーン、ロンドン、スイス、そしてドイツ、イタリア、ベルギーなどの各都市に定宿があるのですが、結局、帝国ホテルの普通のアメリカンクラブサンドが一番美味しいなぁと行き着きました。
こんがりトーストされた香しいパンや、トマトやベーコンとの具材も絶妙で。丸鶏の使い方が絶品！何度かに一度は巡り合ってしまう軟骨のゴリッ（笑）。これに当たるとラッキー！これ以上のアメリカンクラブサンドが存在するなら、是非教えていただきたいくらい（笑）」と、大絶賛。
「ランデブーラウンジ」「オールドインペリアルバー」「パークサイドダイナー」「アクア」ルームサービス、と、帝国ホテル直営の何処でも注文出来るメニューだそう。
