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2022.09.12 12:00

グーグルとアマゾン社員が合同抗議デモ、AIの軍事利用を懸念


コレンは昨年11月、全米労働関係委員会に訴えを起こした。ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、委員会はこの請求を棄却したが、コレンはグーグルが委員会の調査を妨害したと述べている。グーグルのErlingssonは、彼女の転勤が決定されたのは、彼女がニンバスに抗議の声をあげる前だったと語った。

集会に登壇したグーグルクラウドのソフトウェアエンジニアのジョシュ・マークセン(Josh Marxen)は、フォーブスの取材に、グーグル社員が手がける一見無害に見える製品が、悪用されることを懸念していると語った。

「イスラエル軍に提供しているクラウド製品は、独立したものではなくスイートとして連携している。我々は、AIや機械学習、ビッグデータ管理技術が、監視システムに統合された場合に、最も威力を発揮することを知っている」

グーグルとアマゾンの従業員らはこれまで、その労働条件について声を上げてきた。グーグルでは2018年、Androidの生みの親であるアンディ・ルービンらのセクハラ行為に関する処分に抗議する、数万人規模のデモが行われ世界的な話題となった。

アマゾンでは、スタテン島の倉庫で働く労働者が4月に、同社で初めて労働組合を結成したが、先週は同社の労働者団体が議員に書簡を送り、倉庫の安全性に関する公聴会を開き、アンディ・ジャシーCEOを召喚して証言させるよう要請した。

「グーグルとアマゾンの労働者が一緒になって抗議するというのは、本当に歴史的なキャンペーンだ」と、コレンはフォーブスに語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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