グラミン銀行の融資で育てた人参、近藤ナオの推しメシ

近藤ナオの推しメシ


一日一食を実践しているが、このスープを何杯か飲むと、満足するのだという。今、盛んに推奨されている「地産地消」のスピリッツを、近藤さんは、遥か以前から、ごく自然に実践している。「全ての材料を自分達の土地で収穫して、食事として取り入れて、まあまあ満足していけるって、尊い行為だな、と思います」



紙幣の価値とは何なのか?「僕は、エコビレッジに居る時、『一日1ドル以下で暮らす人』になります。今まで考えた事もなかったですが、国連資料によると、『世界には一日1ドル以下で暮らす人は何人』とか、書いてあります。ところが、その全員が生活困窮者ではない。この指標って誰が何の為に作った統計なのか、気になります」。



コロナ禍を機に、今までの常識が覆され、未曾有の出来事の連続であったここ数年。近藤さんの現場主義は、マーケティングを超えた最強のマーケティングとなるのではないだろうか?

「飲食店が次々に潰れている現在、マーケティングやブランディングを駆使して『効率』だけを求めている人が多かった。結果、お客さんと関係性が薄いお店は、閉店している。僕は、5年前に渋谷に19部屋のマンションを借りて『拡張家族』というコンセプトの基、40世帯で暮らす壮大なチャレンジを開始しました。

結果、コロナ禍に於いて、お互いに助け合い、充分に機能した実績があります。つまり、バングラデシュで人参を出してくれた人と僕との唯一無二の関係性みたいに、一線を超えた関係性を相互間で構築すると、有事でも支え合えるような気がします」

文=中村麻美

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