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2022.09.12 09:00

高価な宝石より「NFT」がほしい? VERBALが語る若者とWeb3

(左から)シトウレイ、VERBAL

(左から)シトウレイ、VERBAL

VERBALが率いるファッションブランドAMBUSHが、NFT領域で新たな挑戦を続けている。

2022年1月に「ディスコード」でオフィシャルチャンネルを開設すると、2月には初のNFTアイテムを発売。3月には独自のメタバース「AMBUSH SILVER FCTRY(アンブッシュ シルバーファクトリー)」もスタートした。

6月には世界最大級のNFTカンファレンス「NFT NYC」で、リアルなスニーカーとそのNFT対応品を発表し、世界的にも話題になった。NFT事業に注力しているAMBUSHだが、そこにはどのような狙いがあるのか。自ら“テック好き”と語るVERBALに、シトウレイが話を聞いた。




シトウ:AMBUSHが最初に始めたNFTは何だったの?

VERBAL:NFTのギフティングからです。Web3対応の自社サイトからNFTをミント(販売)したのが今年の2月なんですが、その前にNFTをエアドロップ(ギフティング)したんですよ。ファッションブランドって、友達やインフルエンサーたちに商品を提供する。同じことをしたくて。

ただ、誰が影響力を持っているのかという基準が、これまでとまったく違う。もちろんカニエ・ウェストやファレル・ウィリアムスのような有名な人にも今まで送ってきましたが、これまでには挙がってこなかったWeb3界隈の有名人なんかもいるんです。

面白いのが、以前はファッション業界だけで有名とか、アート業界だけで有名といった方が多かったのですが、Web3ではファッションもアートもテックも全部ひっくるめて、ひとつのワールドになっていること。

その一例が、村上隆さんです。現代アーティストとしても有名なんですけど、NFTアートを販売していることもあり、Web3界隈でも有名です。

まずは自分たちの基地をつくりたい


シトウ:次に販売に挑戦されて。2月にリリースしたのが、2022個限定の指輪型アクセサリー「POW! “Reboot”」ですね。


「POW! “Reboot”」

VERBAL:そうです。2008年にAMBUSHがスタートしたときに出した、ブランドの原点ともいえるジュエリー「POW!」のリブート版ですね。
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聞き手=シトウレイ 構成=田中友梨 撮影=杉能信介

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