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2022.09.09 14:30

40年通い続ける飽きないギョウザ 理想化研 小林誠司の推しメシ

「ギョウザの萬金」の焼きギョウザ

「ギョウザの萬金」の焼きギョウザ

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか?彼らの「パワーフード」から、彼らのエネルギーの源を探るシリーズ。

今回は、理想化研の代表取締役・小林誠司さん。住宅やホテルを中心に、浴室リフォーム工事を行う建築業・内装設備工事業を営み、創業33年を迎える。大学の工学部卒業後、大手メーカーに就職し、半導体製造設置の設計技術者として従事。「図面を書く事が好きで、仕事自体は楽しかったのですが、サラリーマンとして組織で働く事に息苦しさと、誰かの役に立っていないのではないか?と疑問を感じて、28歳で退社しました」。

退社後、思いつく仕事を見つけられないまま貯金が目減りする一方で、縁あって近所の主婦から「お風呂を磨いて欲しい」と依頼を受ける。半導体では、ポリッシング(研磨)という製造工程があった為、磨く事に対しては、イメージがつきやすい。その技術を活かしてお風呂をピカピカにしたところ、5000円の謝礼を受け取り、それをきっかけとして、研究者の血が騒ぎ、「お風呂の再生ビジネス」をスタートさせた。



技術の高さは評判を呼び、某有名ホテルの浴槽コーティングの依頼を受けるまでに成長。そこから一気にビジネスが加速し、有名ホテルや大手ハウスメーカーからの仕事が舞い込むようになり、フランチャイズの展開に踏み切る事に。屋号「ふろいち(現:おフロのプロ)」は、現在、加盟店100店舗以上に拡大。

会社設立の後ろ盾ともなったように、「縁」を大切に考える小林代表の「推しメシ」は、自宅近くの相模原にある「ギョウザの萬金」の焼きギョウザ。「40年間通っています。毎週のように立ち寄っているのですが、ここのギョウザは、何といっても飽きないギョウザ!一皿8個入っているのですが、最低でも2皿16個はいけちゃいます」。モチモチの皮に包まれた肉汁溢れるギョウザは、まるで揚げているかのような独特の焼き手法が特徴で、御歳81歳になる現役オーナーのオリジナルだという。



「ガテン系の仕事ゆえ、疲れた時に、ギョウザとオーナーから、元気をもらいに行ってます。会社の業務で、悩んだり落ち込んだり、考え込んだり。ここのギョウザは、そんなネガティブな発想を一掃させてくれて、モチベーションも一気に上がります」。米軍住宅が多い土地柄、「ギョウザの萬金」では、「日米食べ競争」を開催したりと、地元に密着したイベントが行われる楽しい店でもある。



忘れられないエピソードが!「私の人生の初デートは、この店でした。上手いもの食わせるから、と彼女(現在の奥様)を連れて行きましたが、先方の両親や友人からは、ギョウザ屋でデートなんてあり得ない!と言われて不評だったようです(泣)。その後、現在の会社を設立した御祝儀に、大将(オーナー)からお店のコーティングの発注をいただいたりして、相模原エリアで知名度を上げさせていただきました(笑)。いつか、沢山の仕事仲間を引き連れて、焼きギョウザで盛り上がりたいです!」

ギョウザの萬金
神奈川県相模原市南区相南4-1-7
042-746-5855

文=中村麻美

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