近年、欧州の数百の都市では、この分野のスタートアップが続々と登場しており、中には数十の事業者が市場を争っている都市もある。これにより、消費者は複数の異なる企業のアプリをダウンロードして、選択することを余儀なくされている。
2020年7月に設立のCogoは、現地で利用可能なすべてのサービスに関する情報と価格を集約し、利用者がより迅速に意思決定できるようにし、このプロセスを簡素化しようとしている。
同社は、昨年末に最初の大規模な資金調達を行い、今回の新たな調達資金でさらに事業を拡大しようとしている。今回のラウンドには、Morph CapitalとEIT Urban Mobilityに加え、エンジェル投資家のPer Rasmussen、Sven-Eric Nilsson、Andreas Petersson、Johan Elwinらが参加した。
また、既存の出資者であるPreSeed VenturesとMomondoの元マネージングディレクターのPia Vemmelundも出資を行った。
「当社は、欧州全域に急速に拠点を拡大し、100カ国以上の約100万人のユーザーからデータを収集してきたため、ユーザーが何を求めているかを熟知している」と、CogoのCEOのRobin Erikssonは述べている。「新たなプロダクト開発を促進し、シェアモビリティの可能性を最大限に引き出すための追加資金を確保できたことを大変嬉しく思う」
Erikssonは新たな資金をアプリ内決済や、アプリ内で車両のロックを解除する新機能などの開発に充てると述べている。Cogoは今年初めに欧州のライバルのeScootを買収し、より広い範囲をカバーするようになっていた。
(forbes.com 原文)