円安どこまで 年内ドル高ピークアウトも

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7日のロンドン市場では対ドルで一時144円99銭近辺と1998年8月以来の円安水準をつけ、連日で24年ぶりの安値を更新している円相場。引き続き、金利差拡大が意識され、市場では1ドル=150円まで円安が進むとの声も強い。

円安はどこまで進むのか?

第一生命経済研究所 首席エコノミストの永濱利廣氏に聞いた。


今月下旬のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控える中では、さらにドル高が進むことには警戒が必要です。

ただ一方で、米国の長短金利差などから類推するに、来年にかけては米国経済はかなり減速しそうですし、商品市況ピークアウトでインフレ率も来年春ごろには落ち着きそうです。

さらに日本の側面から見ても、商品市況ピークアウトで貿易赤字もピークアウトの可能性がありますし、現日銀よりタカ派シフトが予想される日本銀行新執行部の候補も年内に見えてきそうですので、個人的には年内にドル高ピークアウトを予想します。

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