シコメルフードテックが目指すのは、飲食業務でも重要となる「仕込み」関連の問題解決だ。
同社は、飲食店と食品工場の「仕込み済商品」を通じたプラットフォームを、飲食店がアプリで活用できるように提供する。それにより、仕込みに関わる労働時間の削減や人手不足の解消を期待でき、飲食店の経営を健全化する手助けになる。
2020年10月のスタートから2年弱で、アプリの登録店舗数は2700店舗を超え、100以上の提携工場も抱えたサービスとなっている。また、宿泊施設や病院、介護施設などからの仕込み商品のニーズがあり、今後導入されることが期待される。
同社は今回調達した8.2億円を、組織体制の強化や物流管理システムの改修、アプリの改善などに充てる予定。資金調達先起業との協業も進めていくという。