ビジネス

2022.09.03 10:30

月保険や宇宙旅行保険を商品化へ 三井住友海上が目指す宇宙ビジネス

プレスリリースより

2021年、宇宙旅行者の人数が職業宇宙飛行士の人数を上回った。宇宙航空技術の発展により宇宙産業への民間企業の参加が急速に増えた結果だ。そして、もしものときのリスクに対応した、新しい時代の宇宙保険が必要になっているという。

そんななか、三井住友海上が公開したのが特設サイト「宇宙保険特設コンテンツ」だ。一般人にはまったくなじみのない「宇宙保険」について、わかりやすく説明している。

同社によると、宇宙保険をおおまかに分類すると4つになり、長年培ったノウハウなどを駆使して、オーダーメイドで商品を提供しているという。

・製造から打上げ直前までの損害を補償する「打上げ前保険」
・打上げから宇宙空間までをサポートする「打上げ保険」
・宇宙空間での人工衛星の損害が対象の「寿命保険」
・人工衛星の運用などで生じた第三者への賠償責任をカバーする「宇宙賠償責任保険」



同社はさらに、今後の宇宙事業の広がりを考慮し、宇宙旅行者向けの「宇宙旅行保険」および、月面ビジネスや月探査に関わるリスクを補償する「月保険」といった新しい保険商品の開発に取り組んでいる。月保険については、株式会社ispaceのミッション1に向けて2022年内に条件を確定させる予定だ。

三井住友海上 「宇宙保険特設コンテンツ」

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