「神山まるごと高専」が2023年開校決定、テクノロジー×デザイン×起業家精神を学ぶ

神山まるごと高専公式サイトより

徳島県神山町の「神山まるごと高専」が文部科学省の大学設置・学校法人審議会の認可を受け、2023年4月に開校すると発表した。1学年40名、5年制で合計200人の学生が全寮制で学ぶ学校だ。

同高専は、ZOZOテクノロジーズの大蔵峰樹氏、SanSanの寺田親弘氏など起業家を中心としたメンバーが学校づくりを進めてきた。民間主導の高専として、企業版ふるさと納税などを活用し21億円もの寄付金、21名の教員を集める。さらに起業家約50人が講師となる特別講義も構築しているという。

学生がそこで学ぶのは「テクノロジー×デザイン×起業家精神」。自ら課題を発見し、モノをつくる力で、社会に変化を生み出す人材を育てる。そのために、文系や理系という枠のほか、デザインや人間などまるごとを学べる学校を目指す。

20歳になった卒業後のキャリアパスとして同高専が考えているのは、就職30%、大学編入30%、そして起業が40%だという。95%以上が就職か進学する従来の高専とは大きく異なる。

学校概要は次のとおり

名称: 神山まるごと高等専門学校(通称 神山まるごと高専)
英語名称: Kamiyama Marugoto College of Design, Engineering and Entrepreneurship
設置者: 学校法人神山学園
開校時期: 2023年4月
設置場所: 徳島県名西郡神山町神領字西上角 および 徳島県名西郡神山町神領字大埜地
学校長: 大蔵峰樹
設立学科: デザイン・エンジニアリング学科
カリキュラム https://kamiyama-marugoto.com/curriculum/

入学定員: 一学年40名
修業年限: 5年
就学スタイル: 全寮制
学費: 200万円/年間(給付型奨学金の提供により第一期生は実質無償)
教員数: 21名

ForbesBrandVoice

人気記事