ビジネス

2022.08.31 09:15

サンリオなどから34億円調達のガウディ IPコラボで東南アジア進出へ

代表の石川裕也(提供=Gaudiy) 「僕の周りが優秀なので、僕以外のみんなが表に出るべき」というスタンスだ。


Discordを超える


現在、ブロックチェーンを用いたWeb3のコミュニティ運営には、DiscordやTelegramを使うことが主流だが、Gaudiyはそれらを超えることを目指している。
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Gaudiy Fanlinkは今後どのように優位性を獲得していくのか。石川は次のように答える。

「端的に言うと、Web3ネイティブなコミュニケーションスタイルに変えていく必要があります。既存のプラットフォームでは、ユーザー同士で議論や会話をすることはできますが、Web3では共創を意識しなければなりません。

そのため、今後はガバナンスの構築やユーザーへの利益還元、連携できるDID(分散型ID)などが必要になってきます。これらを含めたコミュニケーションサービスを提供していくことが勝ち筋だと考えています」
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今回調達した資金については、主にグローバル展開や人材確保に活用していく。

来年の春から夏にかけて本格的に挑戦する予定で、東南アジアから展開していく。米国などに比べてブロックチェーンを活用したサービスが普及しているため、受け入れられやすい土壌があるという。

人材については、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーを中心に採用していく予定だ。

なお、石川はこれまでメディアに素顔を公表していない。

これついては「僕の周りが優秀なので、僕以外のみんなが表に出るべきだと思っています。自分の力だけでやっているわけではないということを伝えるため、このスタンスを取っています」と語る。

この姿勢も、共創を重んじるWeb3時代ならではなのかもしれない。

文=江連良介 編集=露原直人

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