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2022.09.06 18:15

メタストアでブランド牛の塊肉? 「ちょっと奮発」メタバース体験


そして、肉。

ブランド牛の枝肉(塊肉)は、それなりの価格だ。産地に行かないと買えない肉も多い。オンラインで、専門的知識を持ったスタッフの接客を受けながら枝肉を吟味し、希望の数量を買う。もしくはプロが買う現場を見て、その肉が行きついた先(レストランや焼肉店)で、肉を味わう。

先日オープンした格之進が展開する「格之進メタストアhttps://hacosco.net/kakunoshin/」を見て、そんなメタバースの可能性を感じた。

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「格之進メタストア」にアクセスした場合のトップページ。キーボードで上向きのカーソルキーを押して入店するとチャイムが鳴る

そこでは、ブラウザ上に店舗が表現され、上向きのカーソルキーを押して入店するとチャイムが鳴る。奥に進むと、店主がこちらを向いている。店主がオンラインで待機しているときは、右上の通話ボタンを押すと会話をすることができる。また、店主がいないときでも、自分の目で映像を見ながら、お好みの肉をクリックして、プルダウンメニューから好きな分量だけ買うことが出来るのだ。

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「格之進メタストア」店内。奥に進むと、店主がこちらを向いている。店主がオンラインで待機しているときは、右上の通話ボタンを押すと会話をすることができる

「セカンドライフ」が日本にやってきた2007年当時と現在では、環境面で絶対的な違いがある。iPhoneが米国で発売されたのは2007年、日本では2008年である。当時、スマートフォンはまだ普及していなかった。通信環境も3Gと言われる第3世代であり、大容量のデータをスムーズに流す環境が整っていなかった。そして何より、現在はSNSの利用を含めた、サイバー空間における人々の活動の日常化がある。

新しいサービスには紆余曲折がつきものだが、次なる未来を楽しむべくメタバースでのEC体験の発展に期待したい。

格之進メタストア:https://hacosco.net/kakunoshin/



参考
平成19年版 情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h19/html/jb000000.html

関税定率法第4条の7に規定する財務省令で定める外国為替相場
https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/kawase/kawase2007/kouji-rate20070325-0331.pdf

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曽根 康司(そね こうじ)◎EXIDEA取締役/CPO(Chief Product Officer)。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程EMBAプログラム修了(MBA)。時計店経営・バイヤーからインターネット業界に飛び込む。アマゾンジャパン、ヤフー、キャリアインデックスを経て、2022年7月よりEXIDEAにジョイン。「焼肉探究集団ヤキニクエスト」メンバーでもあり、全国数百件の焼肉店を食べ歩いている。

文=曽根康司 編集=石井節子

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