ライフスタイル

2022.08.29 17:30

年齢別の幸福度、最も低いのは高齢者ではなく中年世代

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心臓病や糖尿病、がんなど、通常は深刻な病気とみなされるものを抱えていても、正常な精神と自立性を保つという優先事項が治療や支援によって実現できる限り、自分は「健康」だという自己イメージが変わることはなかった。
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加齢で高まる人間関係の重要性


調査からは、高齢者が家族や友人関係に明確な重点を置いていることが浮き彫りになった。また、どんなに暮らしやすい場所であっても、何らかの施設より自宅で暮らすこと、あるいは家族と暮らすことを強く望んでいることも示された。報告書によると、「家族から得られる喜びと目的意識は年齢とともに増加」し、80代でピークを迎える。

今回の調査では、人々の優先事項や認識が、人生の後半になると大幅かつ予想外に変化することが明らかになった。人生をより全体的に見れば、数十年にわたり変化するニーズをよりうまく理解・管理できるようになるだろう。この報告書が明らかにした現実は、加齢に関して人々が抱く恐れの一部を和らげてくれるかもしれない。

編集=遠藤宗生

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