米学生の職業適性と関心のギャップを埋めるYouScienceの頭脳ゲーム

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高賃金・高需要の仕事への適性を持つ若者の数とその仕事への関心との間には、大きなギャップがある。例えば女子学生は、コンピューター技術職への適性が関心の4倍近くあり、高度な製造業の仕事への適性が関心の10倍近くあるなど、ギャップが最も大きくなっている。

大学進学・キャリアソリューションを提供するYouScience(ユーサイエンス)の新しい調査は、2021年度中の25万件の評価に基づいている。

YouScienceのDiscovery(ディスカバリー)は、学習者の適性を明らかにし、最適なキャリアとマッチングさせる頭脳ゲームだ。

「調査を掘り下げ、学生がどのように行動しているかを見ていくと、不満や離職の明確な原因は、現在の状況が将来のキャリアとどのように結びついているかを理解していないためでした」と、YouScienceの創業者でCEOのエドソン・バートンは語る。

「適性とは興味や性格、学習したスキルなど、環境に依存し、時間とともに変化するものとは異なるものです。適性とは与えられた領域で学習したり、パフォーマンスを発揮したりする個人の生まれ持った能力のことです」と、バートンは説明する。

Discoveryはアイデア発想力、数値的推論、空間的な視覚化、順次推論、帰納的推論、視覚的比較速度、時間枠の傾向、語彙、仕事への取り組み方といったキャリアに重要な9つの適性を測定する。オプションのアセスメントでは、計量計算、連想・視覚記憶、パターン記憶も測定する。これらの適性は、成功に不可欠なキャリアとリンクしている。

一方、興味は頻繁に変化するものであり、環境によって左右される。キャリア教育や職業体験学習は、若い人たちに可能性のある未来を提示する。

「YouScienceは、自分の適性や興味とさまざまな職業との関連性を簡単に探ることができるので、学生が自分の進路についてより幅広く考えるためのすばらしいツールだと思います」とカウフマン財団のローラ・エヴァンズは述べている。

Discoveryの限定バージョンは、中学校のキャリア探索の授業でよく使用される。フルバージョンは、高校の進路指導でよく使用されている。
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翻訳=上西 雄太

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