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大平修蔵は2020年、19歳のときに友人の勧めでTikTokを始めたところ、その美しい見た目やおしゃれな雰囲気が多くの人の心をつかんで初投稿からバズり、毎日5〜10件ほどの投稿を続けるうちに570万人ものフォロワーが付いた。
現在はTikTokに加えて、モデル、俳優、DJとしてグローバルに活躍。SNSのフォロワー総数は世界中で700万人超えている。2022年8月には、次世代を担う「30才未満の30人」を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」のエンターテインメント部門で受賞者として選ばれた。
そんな自分を「新人類」と表現する大平。「“その道一筋”でやっている方はもちろんかっこいいのですが、僕には向いていない。それより、デジタルの時代に生まれた“新人類”として、さまざまな媒体でマルチに活躍していきたい」
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他人の行動に影響を与えられる存在に
愛情深い両親のもとで育った大平は、自己肯定感が強く勝ち気だ。「憧れの人はいない。誰かをまねしたいという気持ちはない」と断言する。その原動力は、「他の人の行動に影響を与えられるような存在になりたい」という、幼少期からのおもいだ。それを実現する方法として、たまたまうまくいったのがTikTokだった。
5歳から13年間サッカーを続けてきたという大平は、チームのなかでもリーダーシップをとることが多かった。言葉をかけて動かすというよりは背中で見せるタイプで、周りからも慕われていた。その才能が花開き、今や700万人もの人に慕われる存在に成長した。
大きな影響力を持つ大平が、2021年から目標に掲げているのが「DigitalBridge」。コロナ禍でデジタルが主流になったことを受けての決意だった。「日本にいてもSNSで世界とつながることができるのが僕の強み。それを生かして、多くの人の心を動かしたい」。日本人では珍しく、海外のファンも多い大平。TikTokのコメントにはいつも、日本語や英語だけでなく多様な言語が並んでいる。
