Rivita Therapy & Wellness（リビタ・セラピー＆ウェルネス）の創設者であるキャンディス・セ・アンダーソンは、南部における黒人セラピストの道を切り開こうとしている。彼女は、ホリスティックでスピリチュアルな実践を行いながら、統合的アプローチでセラピーサービスを提供し、人々を助けている。特に、母娘関係のダイナミクスと、その関係がリーダーとしての女性にどのように影響を与えるかどうかに焦点を当てている。
「すべての状況に当てはまるわけではありませんが、傷ついた母親や娘はその家族との関係を職場で再現してしまうのです」と、アンダーソンは説明する。「いっしょに働いている人たちと、無意識のうちに問題を解決しようとしているのです。つまり、もし家族関係を再現することができれば、自分の母親や娘に対してできたかもしれないように行動ができるのです。潜在意識に、問題を解決しようとする気持ちがあります。そして、そのことに気づかないこともあります。同僚や上司、部下の存在が引き金になります。そこで感情の転移が起こり、また同じことが繰り返されます。そして、なぜ自分の職場はこんなに敵対的なのだろうと考え、また同じようなことが繰り返されるのです」
大学時代、アンダーソンはある教授から「見られている」と感じたという。その教授は「たとえ他の人は認めていないかもしれないが、あなたの話は正当なものだ」といった。そのとき、彼女は心理学が自分にとって正しい道であると確信した。グループ診療に参加する前に、まず彼女は虐待を受けた女性や子どもを支援する非営利団体で働いた。
その際、クライアントの手続きや行動計画について、自分に自主性がないことに不満を抱くようになった。ある黒人女性が必要な支援を受けられなかったことをきっかけに、アンダーソンは、自分が思うようにクライアントにサービスを提供する方法として、自らの診療所を始めるときが来たのだと決心した。パンデミックの間に、彼女は正式に事業を開始した。
心理療法士になることは、アンダーソンにとって、家庭内暴力や性的暴行を受けた過去のトラウマを癒す治療法でもあった。自分の体験を通して、より深く人と関わることができるようになった。そして、母娘関係に焦点を当てたプログラムの必要性を痛感した。
