マネー

2022.08.23 14:30

【8月第3週資金調達まとめ】医療機関向け病気治療アプリのCureAppが70億円調達


スマートショッピング


調達額:10億円
調達先:スズケン

IoT重量計を用いた在庫管理・発注サービス「スマートマットクラウド」などを提供するスタートアップ。

「スマートマットクラウド」は、重量センサーが搭載されたマットの上に商品を置くと一定の頻度で残量を計測し、そのデータをクラウド上に保存し、ウェブ上で管理・確認できるサービス。予め残量の基準値を設定することで、自動的にメール・アラートや自動発注することも可能だ。

2018年秋の発売開始以降、クリニック・病院をはじめ、製造業・サービス業などの幅広い分野への導入が拡がり、2021年6月現在では、800件を超える顧客の在庫・発注管理に活用されている。

他にも、日用品を自動注文する“ゼロクリックショッピング”体験を提案するIoTサービス「スマートマットライト」なども提供。同サービスは、ドリンク・コピー用紙などの日用品をIoT重量計“スマートマット”に置くだけで、商品残量を自動計測し、少なくなればAmazonにて自動で再注文が可能だ。

2022年8月にはスズケンを引受先とする第三者割当増資を実施し、10億円を調達した。

今回の資金調達により累計資金調達金額は26億円に到達し、今後はSmartMat CloudおよびSmartMat Lite両事業の利用者拡大に向けた営業・マーケティング活動の加速を目指す。

セルアクシア


調達額:6億4000万円
調達先:みずほキャピタル / みやこキャピタル / エスアールディホールディングス / グリーンコア / 三菱UFJキャピタル / 京銀リース・キャピタル / 大分ベンチャーキャピタル / 岡三キャピタルパートナーズ
備考:その他AJキャピタルのファンド運営会社7社がそれぞれ運営するファンドからも出資

新規細胞治療薬E-MNCの研究・開発を手がける創薬バイオスタートアップ。

E-MNCは、2021年6月に難病の自己免疫疾患の一つシェーグレン症候群を対象疾患とした治験計画書等を厚生労働省に提出し、同年7月に30日調査が完了した。2022年8月現在、5つの大学病院と連携してPhase2企業治験を進めている。

同社は、従来の治療法では治せなかった難治性疾患に対して画期的な有効性を示す新規細胞治療薬の実用化を目指しており、複数の有望な新技術に基づくプロジェクトを進めている。

2022年8月、みやこキャピタル、三菱UFJキャピタル、京銀リース・キャピタル、大分ベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、岡三キャピタルパートナーズ、AJキャピタルのファンド運営会社7社がそれぞれ運営するファンドおよびグリーンコア、エスアールディホールディングスの合計9社を割当先とする第三者割当増資により、6億4000万円の資金調達を実施。

調達資金は E-MNC/CA-702の治験および薬事承認・上市に向けた活動、ダイレクトコンバージョン(DC)プロジェクトの実用化に向けた研究開発、同社事業の海外展開の基盤作りのために充当される見込みだ。
次ページ > C2Cプラットフォームのプロダクト開発

文=STARTUP DB

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