量子コンピューターとメタバースから開始、NTTデータが世界6ヵ国に技術戦略拠点を設立

NTTデータ

NTTデータが世界6ヵ国に技術戦略拠点として「イノベーションセンタ」を設置し、5~10年後の先端技術を見極め、新たなビジネス創出を目指すと発表した。

拠点となる6ヵ国は、日本と北米、イタリア、ドイツ、中国、そしてインドだ。それぞれが個別に技術テーマを設定し、地域の大学やスタートアップとの連携などを通じて情報を収集し、次の技術戦略に生かしていくという。

各イノベーションセンタの技術テーマは次のとおり。
日本:NTT研究所技術:ゲノム、メタバース、量子コンピューター
北米:顧客接点関連技術:デジタルヒューマン、スマートシティプランニング
イタリア・ドイツ:データ処理・シミュレーション技術:量子コンピューター、デジタルツイン
中国:ハードウエア関連技術など:リモートセンシング技術(LiDAR)、メタバース
インド:プロトタイプ開発の拠点を予定
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同社は以前からグローバル化に力を入れてきており、これまでさまざまな人材が世界中に点在している。リサーチャーやコンサルタント、エンジニアを中心としたエキスパートを各拠点に集結させ、注力すべき技術テーマのノウハウを蓄積したり、顧客とのパートナーシップを多く創出するのが狙い。

すでに先行して、量子コンピューターやメタバースなどの技術検証、顧客提案の取り組みが始まっている。イノベーションセンタは100名規模でスタートし、2025年度までに300人体制を目指すという。

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