ビジネス

2022.08.20

アジア発の「Web3起業家」育成プログラム、シンガポールで始動

martinho Smart / Shutterstock.com

シンガポールを拠点とする暗号通貨関連のインキュベーターの「アイスティー・ラボ(Icetea Labs)」が、東南アジアをターゲットとしたWeb3のアクセラレータプログラムを始動する。この動きは、ベトナムのアクシー・インフィニティの急成長をきっかけに、ブロックチェーン分野に若い才能が流入していることを受けてのものだ。

評価額が約50億ドルとされるアクシー・インフィニティは、ベトナムで最大規模の企業の1社に成長した。次のアクシーを目指す人々がweb3に集まり、ゲームや分散型金融(DeFi)などのさまざまな分野をターゲットにしている。

今回のプログラムを支援するAlpha Venture DAOの共同創設者のTascha Punyaneramitdeeは、DeFiプラットフォームのAlpha Financeを立ち上げたことでも有名だ。彼によると、アイスティー・ラボの8週間のプログラムは、新たにweb3分野に参入する起業家向けのものだという。

「このプログラムを通じて、Web3の起業家たちをスーパーチャージできることに興奮している。我々は、この分野に関するアドバイスや、暗号通貨分野のメンターとのつながり、資金調達に向けた機会を提供する」とTaschaは述べている。

アイスティー・ラボは、ここ1年でレイヤー2の有力企業に台頭したPolygonとも提携している。

このアクセラレータに参加する他の著名なパートナー企業には、Hashed、Protocol Labs、Global Founders Capital(GFC)、Polygon Studios、Saison Capital、Crypto.com Capital、Shima Capital、サイバーエージェント・キャピタル、FilecoinFIL、アマゾンのAWS、Bybit、GameFi.org、DAO MakerMKR、Avocado DAO、Certikなどが含まれている。

編集=上田裕資

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