ビジネス

2022.08.16 07:15

照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin」の事業が中国企業へ譲渡

photo popIn Aladdin

ホームプロジェクター「popIn Aladdin」を販売していたポップインが、プロジェクター事業を中国XGIMIグループのAladdin X社に譲渡すると発表した。

「popIn Aladdin」は、ポップインの代表である程涛氏自らが開発に関わり、今まで市場になかった「シーリングライト一体型プロジェクター」というジャンルを切り開いた。

「popIn Aladdin」を既存のシーリングライトと交換するだけで工事せずに安全に天井に設置でき、さらにAndroid OSの採用により、NetFlixやAmazonプライムビデオ、Huluなどを視聴できる手軽さが売り。2018年から2021年までホームプロジェクター市場で4年連続の売上げ台数1位(家電Biz調べ)となり、20万台以上を売り上げた。

事業譲渡を受けるXGIMIは、100ヵ国以上で展開するプロジェクターメーカーで、400万人のユーザーがいるプロジェクター大手。「popIn Aladdin」のプロジェクター部分は同社製で、製造委託を受けていた経緯がある。XGIMIの日本進出は2020年で、今回の譲渡のためAladdin Xを2022年7月に設立していた。XGIMIの世界的な販路を使ってシーリングライト一体型プロジェクターの海外販売を狙う。

松村敦

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