経済・社会

2022.08.19 09:00

7月のオンライン物価が下落、25カ月の連続上昇にピリオド

Getty Images


2022年7月における消費者のオンライン支出額は、6月と比べて約4億ドル減少。前月の741億ドルに対して737億ドルのオンライン売上を記録した。しかし前年同月比では、7月の支出額は2021年7月と比べて20.9%増加している。アマゾンのプライムデーが、小売業界全体のオンライン売上を記録的に押し上げたと、アドビは報告している。
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玩具は前年比8.2%の下落で、同カテゴリーの前年比下げ幅は、2019年12月以来最大となった。玩具の値下がりは、7月で16カ月連続だ。

ペット用品も、食料品と同様、ネットでは過去最高の値上がりが続いており、前年比12.6%増、前月比1.7%増となった。

アパレルは、これまではオンラインの物価高騰をかなりの割合でけん引してきた大規模カテゴリーだが、前年比マイナス1%となり、このカテゴリーで初めて、顕著な前年比減となった、とアドビは指摘している。
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アドビは2014年からオンライン価格を追跡しているが、1年前からは、物価指数リポートを毎月発行している。これは、オンライン物価が毎月決まって下落するパターンが終わり、経済全体の動向に敏感に反応するようになってきたと判断したためだ。

翻訳=ガリレオ

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