今回は、All Personal代表取締役CEOの堀尾司さん。リクルート勤務を経てソフトバンクBBに入社。ソフトバンクでは、通信事業3社を兼任し、営業・技術統括の組織人事を担当する。その後、グリーに転職し、国内に於ける人事戦略をはじめ、人事制度や福利厚生から人材開発に至るまでの人事部門の責任者を歴任。それから東京東信用金庫に入庫し、地域活性化に従事する。
そして長年温めてきた起業を実現し、2017年6月、All Dealを創業。翌年、All Personalに社名変更する。人事に特化したプログラムを有するAll Personalは、HRに特化した教育支援や、HRのスキルシェアリング事業を展開。サブスク型で日本初・HRを使った学び合いシステムや、現役の人事プロによる事業サポート、さらにAI面接トレーナーや、人事による人事の為のメディア「CANTERA NOTE」をプロデュースするなど、これまでの堀尾代表が経験してきたキャリア・ノウハウを駆使した成長企業だ。
19歳の頃、中華屋で鍋をふっていた時、後の上司となる常連客から「作ったラーメンをお客さんが旨そうに食べているのを見守るお前の顔は、めちゃくちゃいい顔をしている。誰かを喜ばすのが好きなんだろ? お前の可能性を、俺が最高に伸ばしてやるよ」。そんな稀有なスタートを切った堀尾代表の「推しメシ」とは、麻布十番にほど近い「BIRTH DINING by plein」で、ランチ提供されるグリーンカレー。
甘海老の出汁を使ってホウレンソウを伸ばしたまろやかでスパイシーな一皿は、「ご飯が何杯でもいける美味しさです!」。骨付き鶏もも肉や野菜が美しく鎮座するボリュームと、食欲を誘うフォトジェニックさで、これまでのカレーのイメージが目からウロコへと一新したそう。
この店を知ったきっかけは、竹内オーナーシェフの笑顔にあった。「この店はオフィスビルの1階にあるのですが、それまでは、ランチを食べずにひたすら仕事をしていました。そんなある日、竹内シェフの笑顔に導かれてふらりとランチタイムに訪れたのが1年前。疲れている時、この店でカレーをいただくとパワーが出ます」。
食事を摂る事の大切さに気がつき、それ以来、意識が変わったという。ランチではパスタとカレー、ディナーではイタリアンがリーズナブルに楽しめて、「麻布十番のネオ食堂」と言われる人気の店だったのも納得。
遡って、食にまつわる堀尾代表の思い出は、共働きの両親に代わって祖母が作ってくれた炒飯。添えてあるのは、チャーシューでなく蒲鉾だった。又、名古屋にある台湾料理店「味仙」で食べた、ニンニクと唐辛子が効いた台湾ラーメンも忘れられない味。
そんな食の思い出のなかでも、20代後半、アメリカの放浪旅で体験した「ビールとホットドック」が、食の原点という。「ロサンゼルスの海岸で夕陽を眺めながら、毎日ビールとホットドックを食べていました。決して裕福な食事ではなかったですが、これから何をしようか?とか未来を想像しながら楽しむビールとホットドックは、自分にとって特別。今でもリフレッシュしたくなった時には、国内ですが、海辺で同じ事をしています〈笑〉」
BIRTH DINING by plain
港区三田1-2-20 BIRTH RESIDENCE1階
03-5427-1750