テクノロジー

2022.08.23 10:00

138億歳の宇宙はこの先どうなる? 「サイクリック宇宙モデル」とは


宇宙の未来予想図:4つのシナリオ


さて、宇宙の未来予想図は大きく分類すると、以下の4通りになります。

1. ビッグ・フリーズ:フリーズ(freeze)は凍りつくという意味です。この言葉から想像がつくように、宇宙がどんどん冷えていくシナリオです。最終的には絶対零(れい)度(マイナス273度)に近づいていき、まさに、ビッグ・フリーズを迎えることになります。

2. ビッグ・リップ:リップ(rip)は強く引き裂かれることを意味します。暗黒エネルギーがある状態の場合、宇宙膨張が急速に進行し、数千億年後には宇宙全体の膨張速度が光速を超えてしまいます。このとき、宇宙は原子レベルまで引き裂かれ、宇宙は破壊され死に至る。最悪の未来予想図ですね。

3. ビッグ・クランチ:クランチ(crunch)は潰れることを意味します。現在、宇宙は膨張していますが、宇宙の中に膨張を止めるほどの物質があると(例えば、暗黒エネルギーが物質に転化する場合など)、重力の働きで膨張にブレーキがかかります。その場合、膨張はいずれ止まり、そして宇宙は収縮に転じていきます。そのため、最終的には、宇宙はまた一つの点のような小さな領域に集まっていくことになります。これを、ビッグ・クランチといいます。

4. サイクリック宇宙:ビッグ・クランチの後、宇宙はどうなるのでしょうか? また、ビッグバンのような出来事が起きて、宇宙は膨張に転じる可能性があるのです。つまり、膨張 → 収縮 → 膨張 → 収縮というように、いつまでも振動するかのように宇宙が続いていく可能性があります。これを「サイクリック宇宙モデル」と呼んでいます。

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