インフレと景気後退の組み合わせにより、管理者らは経済を刺激すべきか抑制すべきか迷っている。その中で、いつもとは異なるパターンの裏にあるロシア・ウクライナ戦争が引き起こした世界的な供給ショックが、最終的には現在の危機を引き延ばすか終えるかを決めるものになるかもしれない。
米国の2021年第4四半期(Q4)、2022年第1四半期(Q1)、第2四半期(Q2)を比べた国内総生産(GDP)の実質成長率と、その他の経済指標の変化(6月対5月)は次の通り。
実質GDP* Q1対Q4(-1.6%)、Q2対Q1(-0.9%)
雇用** 6月対5月(+0.06%)
消費支出* 6月対5月(+1.1%)
個人所得* 6月対5月(+0.6%)
工業生産** 6月対5月(-0.2%)
*年率を季節調整済み
**季節調整済み
出典:米商務省経済分析局(BEA)、米労働省労働統計局(BLS)、セントルイス連邦準備銀行