ライフスタイル

2022.08.13 20:00

インポスター症候群が「悪」ではない理由


・問題解決を促す


インポスター症候群は、問題解決を促すことが多い。自信が持てず、自己疑念を持った時は、好奇心が高まり、新しい情報を受け入れやすくなるからだ。さらに、自己不信の状態にあるときには意思決定のスピードが緩まり、より良い解決策を見出す時間ができる。

・自分が挑戦していることの証になる


個人的な成長・発展を望む人は、自分が経験したことのない新しい領域に常に挑戦する。新しい環境に身を置くと、過去15〜20年続けてきたことをする時のような居心地の良さはない。そうした居心地の良い状態から抜け出さないと、人間として成長できない。

・エゴを抑えられる


インポスター症候群には、自分のエゴが肥大しないという良い効果もある。エゴが高まると自己満足に陥り、未知の領域を避けるようになる。一方でインポスター症候群がある時は、自分が得られる機会を大切にし、新しいことを積極的に学ぶようになる。結果としてスキルが磨かれ、経験も積める。

新たな挑戦をしたり、新しい仕事を始めたりする時には、インポスター症候群になりやすい。そんな時には、インポスター症候群に隠れた利点があることを思い出して。インポスター症候群をマイナスに捉えず、自分が持つ最も強力な秘密兵器に変えよう。

編集=遠藤宗生

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