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2022.08.17 09:30

100万マイル飛んだらどうなる? ANA、JALミリオンマイラー特典

Getty Images

日本国内はもちろん、海外への移動に欠かせない飛行機。乗れば乗るほど貯まる「マイル」を聞いたことがあったり、実際に利用したりしている人も多いのではないだろうか。

今回は大手航空会社であるANAとJALのマイルプログラムにおける最上級の特典について調べてみた。

ANAとJALは国内最大手の航空会社だ。両社ともに顧客に向けた還元サービスとしてマイレージプログラムを導入している。マイルとは、マイレージプログラムにおけるポイントの名称だ。マイレージ会員になることでフライト距離・航空券のグレードに対応したマイルが貯まっていく。貯まったマイルは一般的には航空券に交換できるが、実はいわゆる会員グレードによっては好待遇を受けられるようになるなどの特典が追加されるのだ。

ANAとJALではそれぞれ会員グレードが設定されている。それぞれ紹介しよう。

ANAの場合


ANA ミリオンマイラープログラム


ANAではマイレージ会員の中でも特にマイルを多く獲得している会員に対して「ミリオンマイラープログラム」を用意している。

具体的には累計獲得マイル(総飛行距離)が50万を超えた会員を対象に特典が贈呈される。更に、マイルが100万を超えた会員には生涯特典も付与されるという。

ANA オリジナルネームタグ


まずANAではミリオンマイラーに向けてオリジナルネームタグを発行している。全て日本のデザインと技術を駆使した「加賀蒔絵」で作られており、高級感が漂うものだ。

ANAでの累計マイルが50万・100万・200万・300万・400万と、ANA+提携会社での累計100万をボーダーに、色違いのネームタグが贈呈される。

生涯特典


次に100万マイルを超えた会員のみに贈呈される3つの生涯特典の紹介だ。

1.ANA SUIT LOUNGEの永久利用

累計200万マイル以上の会員が対象。フライト前にANA SUIT LOUNGEを利用できる権利が贈呈される。ラウンジ利用にはアクセスカードの提示とフライトの確認が必要だが、広々としたラウンジでフライト前にリラックスできるのは心身にとって良いものだ。

しかもANA SUIT LOUNGEは国内線ラウンジも対象で、ほかの航空会社が運航するANA便名のコードシェア便も対象となる(スターアライアンス加盟航空会社は対象外)。

2.ライフタイム延長の有効期限なし

累計100万マイル以上の会員が対象。マイレージ会員の中には、未使用マイルの有効期限に急かされた経験がある人もいるのではないだろうか。

ANAミリオンマイラーは口座の未使用マイルの有効期限を廃止してもらえる。つまりマイル失効から無縁になれるのだ。

有効期限を気にせずマイルを最大限に活用できる。

3.ANAスーパーフライヤーズカード利用資格

累計100万マイル以上の会員が対象。ANAスーパーフライヤーズカードとは、発行するとANAプレミアムメンバーとしての特典を受けられるものだ。通常はANAダイヤモンドサービス・ANAプラチナサービスのメンバーに提供される。

ANAスーパーフライヤーズカードによって受けられる特典はラウンジ利用・座席クラスのアップグレード・国内線先行予約・国内線座席指定の優先・優先カウンターの利用・手荷物許容量の優待・専用保安検査場の利用・優先搭乗・手荷物返却の優先・バレーパーキングの優待・羽田空港駐車場の優先予約などなど、ざっと書いてもこれだけの特典がある。ほかにも国際移動に役立つ優待やフライト前後のストレスを減らせる特典が山盛りだ。発行して損することはまずないと言えるだろう。
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文=アステル 編集=石井節子

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