自然史研究の大きな障壁を取り除くために作られたBHLは、種の生物学的記載やデータ、生態系プロフィール、分布図、相互依存関係、地理・気候記録などを利用できるようにしている。さらに、自然と自然史のアートカタログを探している人たちのために、BHLは31万9620枚の画像をflickr(フリッカー)アーカイブに所蔵しており、すべてクリエイティブコモンズのライセンス下で利用できる(実際、本稿に掲載した画像はすべて、BHLのflickrアーカイブに所蔵されている)。
もしあなたが(私のように)オーストラリアの鳥類、獣類、植物、菌類などのオンライン情報倉庫の利用に関心があるなら、この極めて重要な生命地域に特化した専門サイト、Atlas of Living Australia(ALA、生きているオーストラリアの地図帳)がある。2010年に開設されたALAは、気候と大気の変化に対する種の脆弱性を特定することによって、植生回復プロジェクトの適合性を評価するために利用されている。
オオハナインコ(Eclectus roratus)は、ソロモン諸島、スンバ島、ニューギニアおよび近隣諸島、オーストラリア北東部およびモルッカ諸島原産の性的二型のオウムである。(Credit: Parrots in captivity. London: George Bell and Sons, 1884-1887 [i.e. 1883-1888]. Public domain.) GEORGE BELL AND SONS, PUBLIC DOMAIN.
オウム研究者でオウム愛好家でもある私としては、BHLのプログラムディレクターであるマーチン・R・カルファトビッチによる、自身の聴衆に対するすばらしい理解を明示するツイートを引用しないわけにはいかない。
@GrrlScientist & @Forbes Thanks for this great article on @BioDivLibrary (insider info: our data upload tool is called "Macaw" for you Parrot lovers :-) https://t.co/5ykFn6cYdm pic.twitter.com/LV6ye0THPs
— Martin R. Kalfatovic (@BHLProgDirector) July 26, 2022
注記:本稿は、2022年7月26日にBHLのプログラム・ディレクターから私宛のツイートで送られてきたBHLデータ・アップロード・ツールの名前に関する新たな情報を反映させるために編集が加えられた。この情報は、全オウム愛好者に笑顔をもたらした。